貸しアパートや賃貸マンションの契約について

外国人や外国人のパートナーを持つ人のための賃貸契約のコツ

大家さんの立場になって考えると、大事な物件に住んでもらう人を選ぶのは当然だと思います。 でも書類からでは人格までは判断できません。

外国人のための賃貸契約のコツ

今では外国人なんて珍しくもない時代ですが、ほんの10年くらい前までは、外国人というだけで不動産屋さんの対応もぎこちなくなることもありました。

こちらも外国人ってことで、もしかして断られる可能性もあるんじゃないかってドキドキしているし、不動産屋さんでも、この人日本語大丈夫なのかなあ、とか、ちゃんとした身分証明書持ってるのかなあとか、最悪、不法滞在とかじゃなければいいな、なんて感じで、こちらもあちらも、最初は不安なんです。

私の夫は外国人で、今現在日本に住んでいます。来日からは10年が過ぎ、その間ずっと賃貸住まいです。今まで日本で出会った外国人のうち、持ち家に住む人はかなり少数派で、ほとんどの人は賃貸に住んでいます。日本に長く住む人は持ち家に住む傾向はありますが、それでも賃貸の方が身軽だという理由で賃貸住まいの人は結構います。

将来的に海外に住む予定のある人や、まだ日本に定住するかどうかわからないという人、日本と海外を頻繁に行き来するような人はまず賃貸に住むということを選択する確率が高いと言えます。

今は日本人でさえも、持ち家に対する考え方が変わってきています。
一生涯家を購入せず賃貸暮らしを選択することも特に珍しいことではなくなってきました。

我が家はまだ決断する時期ではないのと、ずっと賃貸で生活してきたので、今年から新たに賃貸物件を借りて住んでいます。

借り主の名義は夫になっています。今のところ支障はありません。
ただ、日本人が賃貸物件を契約するのと、外国人が賃貸契約するのでは、大まかには同じなんですが、若干手続きが違ってきます。日本に来たばかりの人や、何十年も住み続けている人でも違ってきますし、その辺りを私達の経験から賃貸契約の際のちょっとしたコツをまとめてみようと思いました。

外国人のための賃貸契約のコツ

私達夫婦は国内で4カ所賃貸契約しました。そして外国人だからという理由で契約を断られたことはありません。

10年以上前の話ですが、外国人が賃貸契約できずに差別されたと騒ぎ立てる話がよくありました。

ですが、日本人だって簡単に拒否されるんです。 まして来日したばかりの外国人の場合、大家さんの立場になって考えると、大事な物件に住んでもらう人を選ぶのは当然だと思います。 でも書類からでは人格までは判断できません。いい人なのになんでって思っても仕方ないんです。

それに、外国人だからという差別的な理由ではなく、やはり信用の問題なんだと思います。
収入の安定していない人は家賃を滞納する確率が高いし、家族構成に若干の不安があったり、頻繁に住所を変えていたり、そういった小さな兆候から将来的にどんなリスクがあるのか、大家さんや不動産屋さんなどにとっては、そういった不安材料を見つけ出すのは、難しくないものなんだと思います。
でも最近では管理会社がその中心になっている場合が多いので、結構中立な感じはあります。

私達の4回の賃貸契約のうち、2回は管理会社を通して契約していますので、そのところも書いていこうと思います。